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    July 12

    アザーストーリー

    いつも、そう。
    これ以上、何も感じたくない、と思ったときに、それはやってくる。
     
     
     
    祖母のベッド騒動で、もめていたときのことだった。
     
     
    みすとの携帯電話に、着信があった。
    実家のほうの市外局番。
    見覚えのある番号だ。
     
     
    あれ。
    もしかして――
     
     
    それは、以前ここにも書いた、地元の会社の番号(6/11の記事参照)。
    (もし、記事を探される方は、「カテゴリ」内の「就職・転職」をクリックして下さい。すぐ出ます)
     
    いろんなことでゴタゴタしてて、ここにはきちんと書かなかったのだが、
    この会社からは、6/29に再度連絡が来て、
    「試用期間だったアルバイトの方2名を、お断りしたのですが、みすとさんの今後の採用は、どこのセクション(課)においても、もう、ないと思います。上からの命令です」
    と、言われていた。
     
     
    その会社が、今さら、何の用?
     
     
    しかも、留守番メッセージまで残っている。
     
    以前、私を気に入ってくれた、みすとが受けたセクションの責任者の方の声で、
    「折り返しお電話下さい」とのこと。
     
     
    家族と顔を見合わせる。
     
    そして、電話をとる。
     
     
    すぐに繋がった。
     
     
     
    「まだ、就職は、お決まりではないですか?」
     
    はい。
    先日、ある会社の面接を受けて、審査中なんですが。
     
     
    「もしよろしければ、
     みすとさんの応募されたセクションで、また、採用活動をやっています。
     ですから、もう一度履歴書を出して頂ければ、面接を受けることができますが――」
     
     
    ――どういうことですか?
       以前、採用に関して、大きな権限を持っていて、みすとと面接した、採用担当の方は?
     
     
    「あぁ、最近、会社に出ていないもので――」
     
     
    謎は深まるばかり。
     
    それじゃ、誰と面接するんですか?
     
     
    「私を含め、4人の責任者と面接して頂きます。
     私も、採用に関して、だいぶ権限を頂けるようになったもので」
     
     
    ――なるほど。
       軽いコネ就職みたいなもんね。
     
     
    「確実に、採用できるかどうかは、はっきりとは言えませんが、
     私が推しますから」
     
     
    ―うぅむ。
      なんか、ややこしいことになってきた。
     
      履歴書を送る、ということは、
      前にそちらに送らせて頂いた履歴書は、もうないんですか?
     
     
    「履歴書は、上のほうで処分しちゃってると思います」
     
     
    うーん。
    上の立場の人に、採用の縁を絶たれた私が、
    もし面接でうまくいって、入社したことが分かったら、大変なことになるんじゃないの?
     
     
    よく、分からない。
     
     
    取りあえず、近日中に再度ご連絡致します、と言って、電話を置いた。
     
     
     
    話を聞いて、母は唖然とした。
    「そんな会社、やめときなさい!!」
     
    みすとも、そうしようかと思った。
    だって、一度は採用しない、とはっきり断られたものを、今になって「どうですか」と言われても、困る。
    そういう会社は、たいがい、会社内システムや、力関係として、ロクなもんじゃない。
     
     
    ところが、それを制止したのは、優良企業のサラリーマン歴24年の父だった。
     
    「この人、相当お前を気に入ってるんだな」
     
    父はそう言った。
     
    「だって、一度は採用しないって言ったものを、引っ込めて、もう一度お前に電話をしてきたんだろ?
     面接の機会があるけど、いかがですか、って。
     相当勇気のいることだぞ」
     
     
    …そうか。
    向こうとて、結構な生き恥をさらしているに違いない。
    ずいぶん派手な前言撤回だ。
     
     
    「そういう人が、お前と同じセクションの責任者だったら、お前は仕事をしやすいんじゃないの?
     なんかあったら、かばってもらえるんじゃないの?」
     
     
    ……!!
    目からウロコ。
     
     
    確かに、もしこれが実現したら、前の会社には、なかったシチュエーションだ。
     
     
    「それに、お前のしたい仕事は、企画(今回電話のあった会社)なの?事務職(最近面接に行った会社)なの?」
     
     
    …あははー。
     
     
    待遇は、明らかに、最近面接に行った会社のほうがよかった。
    今回電話のあった会社は、待遇はいまひとつ。
    年間休日も、最近面接に行った会社のほうが、15日多い。
     
     
    前職を、体を壊して辞めた。
    だから、きちんと休みの取れる会社がいい。
     
    と、ばかり思っていた。
     
    だから、待遇より仕事内容を取る、という選択は、私にとっては結構怖い。
     
     
    どうしたら、いいかな?
     
     
     
    取りあえずでもいいから、今回電話のあった会社を受けろ、と、父は言った。
     
     
     
    どうしよう。
     
     
    どうしよう?
     
     
    どちらにせよ、「近日中に自分から連絡します」って言っちゃった。
    日曜日にそんな返事をしたのだから、そろそろ、かけないと――。
     
     
    ―って、なんて言おう?
     
     
    電話の前で、あと30分くらいは四苦八苦するに違いない。
     
    June 11

    どんでん返された!

    もう何日も前の話ですが…。
     
    先日、こちらのブログでお話した、内定をもらっていた地元の会社に、
    「ぜひお世話になりたいんですけど…」
    と、自分の職種のセクションの責任者に、電話を入れました。
     
    面接試験を受けに行ってから、内定を頂くまで、
    20日間も連絡がなく、だめだと思ってしまったみすとは、
    職業安定所を通じて他の仕事に応募していたため、
    「7月までには、お返事致します」と、内定のお話を頂いたときに言ってあったんです。
     
    それ以来、しばらく連絡をしなかったので、大丈夫かしらと思いつつ、コール。
    責任者(♀)は電話に出なかったので、留守電にメッセージを残し、待つこと6時間。
    折り返し連絡が入りました。
     
     
    「申し訳ありませんが、もう他の方が決まってしまったので…」
     
     
    …え?
    それって、内定取り消し…?
     
    と、尋ねる勇気もなく。
     
    「そうですか…」と言い、「失礼します」と言って電話を切った私。
     
    他の会社の面接の経過とか、きちんと話さなければいけなかったのかなぁ。
     
    ヤケになってオンラインゲームをやっていたそのとき。
    母親が買い物から帰ってきました。
     
    ことを説明すると。
    「あんたも悪いけど、会社も悪いわよ。ま、あんたが一番悪いけど。
     もう1回連絡して、『内定取り消しなら、なんでご連絡頂けなかったんですか?』って聞きなさい。
     ドロ沼になったって仕方ないじゃない。
     会社側も、同じ事態を2度くり返さないように」
     
     
    「いやだいやだ」と騒ぎつつ、
    やっぱり内定を取り消された理由が気になるみすとは、もう一度電話をとりました。
     
    また留守電かよーっ。
     
    「もう、こちらの職種での応募はしていらっしゃらないということでしょうか。
     その他数点について、お聞きしたいことがあります…」
    と、メッセージを残して、待つこと30分。
    再び、折り返しの電話。
     
    「今、2名の方が試用期間ということで、アルバイトという形で来ていらっしゃるんです。
     試用期間が終わったときに、今後も続けて頂くかどうかを決めるので、
     それで空きがあれば、
     採用担当の機嫌のいいときに、みすとさんを推しておきます」
     
     
    …いいんですか?
    そんなリアルな話…?
     
    うーん、この責任者の人、ふつうにいい人だ。
    ここまでぶっちゃけちゃうなんて。
     
    …って、はっ!
    責任者の人の良さにダマされるところだった。
     
    そして、
    「他の方を採用されるなら、
     その旨、ご連絡頂きたかったんですけど…」
    と、おそるおそる聞いてみたら。
     
     
    「連絡はしたんですよ。
     5月末に、何度か連絡したものですが、すべてつながらなかったものですから…」
     
     
    ………えぇ!?
     
    慌てて確かめてみましたが、
    うちの固定電話にも、携帯にも、それらしい着信履歴はありません。
     
    確かに、その頃ちょこちょこ病院に行くことがあって電源を切ったときもありましたが、
    電源を入れれば、あとで「着信お知らせ」といってセンターから連絡がありますよ?
     
    そういったものも、その頃は一切なかったし…
     
     
    という旨を伝えてみると。
     
    「あー、その頃、私も携帯を変えたばっかりで、操作方法がよくわかっていなかったかも…
     あとで説明書見て、もう1回勉強しておきます…」
     
    と、素直に謝られました。
     
     
    この責任者、ふつうに本当にいい人だ。
    憎めない(T_T)
     
    でも、せっかく電話したし、やっぱり言っておかなくちゃ。
    自分の意志を。
     
    「もし、そのときにご連絡頂けたら、『お願いします』ってお返事しましたよ…」
     
     
    すると、
    「うーん、こちらこそ、本当に来てほしかったんですよ。私もみすとさん、好きなので」
     
     
    ぐぅ。
     
     
    完全に殺されました。
     
     
    もう、ここまで言って頂けるんなら…。
    「他の会社受けずに待ちます…」
    と、言った私に対し。
     
     
    「そんな、こちらとしても、今来てらっしゃる方の試用期間が終わらないと何とも言えないですし。
     じゃんじゃん他の会社を受けて頂いて構いませんよ」
     
     
    う。
     
    …うぅ。
     
    ……くぅぅ。
     
     
    だめだこの人ほんとに憎めねぇーーー!!!
     
     
     
    こんな人も、今どき世の中にいるんだ…。
     
     
    ひょっとかして、世の中を動かすのは、こういう人かもしれないなぁ。
    漠然と思いました。
    あまりに憎むことができなさすぎて。
     
     
    放心状態です。
     
     
    『私もみすとさん、好きなので』
     
     
    まぁ、そう言われただけでも良かったことにしておこう。
    June 01

    気分はふさぐけど…

    今日は、名古屋まで就職の面接に行ってきました。
     
    学生で就職活動をしていたときに読んだ、面接のマニュアル本には、
    「給与や休暇、残業について聞くのはタブーです」
    などということが書いてありました。
     
    しかし、転職関係のサイトで、同じようなことを調べてみると、
    「給与や休暇、残業について聞いても、悪く思わない」
    という会社が、ほぼ100%を占めています。
     
    新卒と転職って、こんなに違っていいのかなぁ?
     
    やっぱり、会社の労働条件のせいで転職をする人が、後を絶たないからなのかしら。
     
    以前私が勤めていた会社にも、
    週休1日
    年間休日69日
    休憩時間なし
    残業はサービス残業(無給)のみ
    さらに、
    入退塾した生徒の数により決まる能力給(学習塾で働いていたもので)
    などという、すばらしい労働条件の数々が採用されておりました。
     
    そういった労働の実態が、入社前に面接で質問できるなんて。
    ビバ・転職!!
    ですよ、ほんとに。
     
    しかし、今日面接を受けた会社は、なぜか試験の段階で健康診断がありました。
     
    前の会社を退職した理由として、病気等の原因でないかが気になるのかしら…。
     
    げへ。
    まさか……
     
    前の会社で賞与のことでもめて精神にきて過敏性大腸炎慢性胃炎を併発しましたとは言えねぇ(汗)
     
    問診票にはかかず、そっとしておきました。
    異常なし、と……
     
    さらに、問診票には精神疾患を問う欄が。
     
    心療内科に行きました、なんて言えるかぁぁ(悶絶)
     
    ……異常なし、と。
    病院かかったのも1ヶ月半くらい前だし!
     
    実際就職の場面で、そこまで正直には言えないですよ。
    罪悪感は…まぁ、あるっちゃある(-_-;)
     
    ま、何かあったら検査で出るでしょう♪
     
     
    今日の面接で最も気になったのは、
    新卒の面接マニュアル本で「好印象を与える質問」とされていた質問を投げかけたときの、面接官の反応でした。
     
    好印象を与える質問として本に載せられていたのは、
    「会社の経営方針はどんなふうですか」
    「会社のビジョンはどのようなものですか」
    「この会社の強みを教えて下さい」
    などといった、ちょっと答えが抽象的になりそうな質問。
     
    面接官に、
    「どうして君はこんなことが知りたいの?」
    「君がこれを知ったからといって、何かその後に関係があるの?」
    と切り返されました。
     
    明らかに好反応ではなかったです。
    「具体的な答えじゃないけど、こんな感じでいいのかなぁ」
    「社長じゃないから、そこまでは分からないなぁ」などと言いながら、必死に答えてくれましたが。
     
    私自身、途中から、本社ではない事業所で、ここまで聞くのは失礼な感じがしてきました。
     
    面接の途中で、
    「それよりも、自分の応募した仕事の内容とか、具体的な方に質問はないの?」
    と、面接官から言われ、
    面接官への質問内容を、途中から具体的な質問ばかりに切りかえました。
    事業所の人数や、仕事内容、休暇の取り方、会社の教育体制など。
     
    驚きました。
    面接のマニュアル本って、正しいことばかりじゃなかったんだ!!
     
    そりゃ、考えてみれば、面接の最初から重役が出てくる訳でもなし、
    こういうことを突然聞かれたら、自分が決められる方針じゃないもの、困るに決まってる。
     
     
    それは、私が転職だから、というだけじゃなくて、新卒だって同じだと思います。
     
    自分のやりたいことと、会社側のしてほしいこと、それが一致するかどうか。
     
    まずは、それが何よりも重要です。
    一致しなければ、会社も採用しませんよ。
     
    そして新卒の方に言いたいのは、
    それが理由で、会社に採用されなくても、落ち込まないことです。
    会社と自分の意見が合っていないのです。それ以上でも以下でもない、ただそれだけの理由です。
    会社サイドが、自分自身に対して下した評価の結果ではありません。
     
    だから、面接で受からなかったときは、自分のやりたいことを再確認してみる必要があると思います。
    そして、思い切って会社をもう一度探してみることです。
     
    時間がなくても焦らないでください。焦ると私のように、13ヶ月で辞めても惜しくないと思えるようなロクでもない会社につかまります。
    思い切って職業安定所に行ってみれば、案外いい求人に出会えます。
    今は求人の件数も、質も上がってきていますから。
     
     
    最後に余談。
    今日、見つけた横断歩道のボタンです。
    愛知県の警察のイメージキャラクターですが、名前が「コノハ警部」。
    (イメージキャラクターなのに“警部”って…笑)
    見た目は確実にフクロウです。
    なぜ「コノハ」なんだろう???